飲食店の内装工事の見積もり相場と内訳を完全解説|坪単価・工期・追加費用の目安

コラム 2026.02.03

飲食店を開業・リニューアルする際、避けて通れないのが「内装工事」。その中でも、見積もりの内容や金額、相場感が分かりづらく、悩む方が非常に多いのが現状です。

この記事では、飲食店の内装工事に関する見積もりの「内訳」「坪単価」「工期」「追加費用」などについて、初心者にも分かりやすく解説します。

これから工事の見積もりを取る予定の方、どんな項目があるのか不安な方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

飲食店の内装工事の見積もりを取る前に知っておきたい基本情報

見積もりを依頼する前に、内装工事の種類や物件の状態など、基本的な知識を理解しておくことで、適切な判断ができます。

内装工事の種類を理解する

内装工事にはさまざまな種類があります。大きく分けると、天井や壁の仕上げ、床材の張替え、照明・電気・空調設備の設置、厨房機器の設置などがあります。

飲食店の工事は、一般的な店舗と比べて水回りやガス、空調など専門的な工事が多く、コストがかかりやすい点が特徴です。

また、装飾性の高いデザインを求められることもあり、施工範囲が広くなりがちです。

どこまで工事を行うのか、自分の理想とする店舗を実現するには何が必要か、を事前に明確にしておきましょう。

施工会社の選び方を把握する

内装工事の成功は、施工会社の選定に大きく左右されます。選ぶポイントは、飲食店の施工実績が豊富なこと、設計から施工まで一貫して行ってくれること、見積もりが明確であることなどです。

価格の安さだけで選ぶのではなく、信頼できるパートナーとして長く付き合える会社を見つけることが重要です。

口コミや事例をチェックし、実際に足を運んで相談するのもおすすめです。

相見積もりを取り、比較検討することも忘れずに行いましょう。

業態によって工事内容が異なる理由

カフェ、ラーメン店、焼肉店、居酒屋など、業態によって求められる設備やデザインが異なります。

たとえば焼肉店は排煙設備が重要で、ラーメン店は大型の厨房設備や換気が必要です。カフェでは落ち着いた空間づくりに照明や素材の工夫が求められます。

こうした業態ごとの違いが、工事費用や内容に大きく影響を与えます。

そのため、見積もりを依頼する際は業態を明確に伝え、対応実績のある業者に相談するのが安心です。

物件のスケルトン・居抜きの違いを知る

内装工事のスタート地点として、物件の状態も重要です。スケルトン物件は、壁や床など何もない状態から工事を始めるため、自由度は高い反面、費用は高くなりがちです。

一方で、居抜き物件は以前の店舗の設備や内装が残っており、それを活かすことで費用を抑えることができます。

物件の状態によって、必要な工事項目や費用が大きく変わるため、見積もりを比較する際は注意が必要です。

また、残っている設備が使えるかどうかの確認も重要です。

飲食店の内装工事の見積もりに含まれる内訳とは?

内装工事の見積もりにはさまざまな項目が含まれています。どんな項目があるかを把握しておくことで、無駄な支出を防げます。

設計・デザイン費

まず最初に必要なのが、店舗のレイアウトや内装のデザインに関する設計費です。

プロのデザイナーに依頼することで、動線の良い店舗やブランドイメージに合った空間を作ることができます。

設計・デザイン費は、全体の5〜15%程度を占めることが多いです。

設計図が曖昧だと工事中のトラブルにつながるため、ここにしっかりと費用をかけるのは重要です。

内装仕上げ工事費

床・壁・天井など、店内の見える部分を仕上げる工事費です。素材によって費用は大きく変わります。

たとえば、高級感のあるタイルや天然木を使えばコストは上がりますし、シンプルなビニールクロスであれば安く抑えることも可能です。

店舗の印象を左右する重要な工事なので、妥協せずに選ぶことが大切です。

複数の仕上げ材の見本を取り寄せて比較するのがおすすめです。

設備工事費(電気・水道・ガスなど)

厨房設備を稼働させるために必要なインフラ整備の費用です。配管工事、ガス工事、電気の配線などが含まれます。

この部分の工事は、飲食店では特に費用がかかりやすいポイントです。

物件によっては配管が足りない、電気容量が不足しているなど、追加工事が必要になることもあります。

施工前にしっかり調査してもらい、見積もりに反映させるようにしましょう。

厨房機器や什器の費用

業務用の冷蔵庫、コンロ、シンク、作業台などの厨房機器は高額になりがちです。

厨房機器は新品・中古の選択肢があり、コストを調整しやすい部分でもあります。

ただし、中古品は保証がない場合もあるため注意が必要です。

また、客席のテーブルや椅子、レジカウンターなどの什器も見積もりに含まれます。

行政手続きや申請費用

飲食店を営業するには、保健所や消防署などへの申請が必要です。これらの手続きにかかる費用や、図面の作成費用も見積もりに含まれることがあります。

また、図面修正や打ち合わせの回数が多いと、追加費用が発生する場合もあります。

事前にどこまでが見積もりに含まれているのか、確認しておくことが重要です。

信頼できる施工会社は、こうした申請も一括してサポートしてくれることが多いです。

飲食店の内装工事の見積もり相場はどれくらい?

内装工事の見積もり相場は、物件の状態や業態、地域によって大きく異なります。ここでは、主なパターンごとの坪単価の目安を解説します。

スケルトン物件の場合は坪あたり30万〜50万円が相場

スケルトン物件とは、何もない状態の物件のことを指します。壁・床・天井などすべてゼロから作り上げる必要があるため、自由に設計できる反面、工事費用は高くなります。

坪単価は一般的に30万円〜50万円程度が相場です。

こだわりのデザインや特殊な厨房設備を導入する場合は、さらに費用がかかる可能性があります。

自分の理想の店舗を一から作りたい方には向いていますが、予算には余裕を持っておきましょう。

居抜き物件なら坪あたり10万〜30万円で済むことが多い

居抜き物件は、前の店舗の内装や設備をそのまま使える物件です。これをうまく活用することで、内装工事費用を大幅に抑えることが可能です。

坪単価は10万円〜30万円程度が相場とされ、コストパフォーマンスに優れています。

ただし、残された設備が老朽化していたり、自分の業態に合わない場合は改修費用がかかることもあります。

事前に専門家に確認してもらうのがおすすめです。

業態(カフェ・焼肉・ラーメン店など)によって費用が変動する

飲食店の業態によって、必要な内装や設備が異なります。たとえば、カフェはデザイン重視、焼肉店は排煙設備が必須、ラーメン店は厨房の設備が大掛かりです。

このように、業態の違いが坪単価や総額に大きな影響を与える要因になります。

業者に相談する際は、必ず業態を伝え、その業態に詳しい施工会社を選ぶようにしましょう。

費用を抑えつつ、必要な設備が整った店舗に仕上げることが成功のポイントです。

都市部と地方で相場が異なる

内装工事の費用は、施工エリアによっても差があります。都市部では人件費や材料費が高いため、相場も上がる傾向にあります。

特に東京・大阪・名古屋などの大都市では、坪単価が+5万円〜10万円になることも珍しくありません。

地方であれば同じ内容の工事でも安く済むことがありますが、業者の選択肢が少ない場合もあるため注意が必要です。

地域の相場を調べたうえで、複数の見積もりを取ることが大切です。

飲食店の内装工事の坪単価の目安をわかりやすく解説

飲食店の業態別に、一般的な坪単価の目安をまとめました。自身の開業スタイルと照らし合わせながらご確認ください。

カフェは坪単価30万〜40万円が一般的

カフェは雰囲気づくりが重視されるため、デザイン性の高い内装が求められます。照明、家具、床材などにこだわる人も多く、それが費用に影響します。

一般的な坪単価は30万円〜40万円前後です。

セルフスタイルかフルサービス型かによっても、厨房やカウンターの仕様が変わり、費用に差が出ます。

こだわるポイントを絞ることで、コスト調整が可能です。

焼肉店は煙対策などで坪単価50万円以上になることが多い

焼肉店の内装工事で重要なのが、排煙設備と換気システムです。これにより工事費用が高くなりやすいです。

坪単価の目安は50万円〜60万円以上とされています。

さらに、火を使うため防火設備や安全対策も必要となり、見積もりが高額になる傾向があります。

長期的な安全性や顧客満足度を考えると、必要な投資とも言えます。

ラーメン店は厨房にコストがかかるため坪単価40万〜60万円になることがある

ラーメン店の厨房は、大型の寸胴鍋や湯切り機、製麺機などを設置するため、厨房の設備費が高くなります。

その結果、坪単価が40万円〜60万円程度になることが多いです。

また、湯気やにおい対策も重要で、換気設備にもコストがかかります。

厨房の使い勝手を考慮した設計が、長期的な運営の効率にもつながります。

バーや居酒屋は照明・内装デザインにより坪単価が上下する

バーや居酒屋では、内装の雰囲気づくりがとても大切です。照明や壁面装飾、カウンターなどのデザイン次第で費用が大きく変動します。

坪単価の幅も20万円〜50万円と広く、店舗のコンセプト次第で大きく変わります。

照明の色や素材選びで雰囲気をコントロールできるため、低コストでの演出も可能です。

何に予算をかけるのかを明確にして、費用対効果の高い工事を目指しましょう。

飲食店の内装工事の工期はどのくらいかかる?

工事にどのくらいの時間がかかるかを知っておくことは、開業スケジュールを立てる上で重要です。

スケルトンからの工事は1.5〜2ヶ月かかる

何もない状態のスケルトン物件では、工事期間が比較的長くなります。平均して1.5ヶ月〜2ヶ月程度を見込んでおきましょう。

レイアウト、配管、仕上げ工事などすべてを一から行うため、時間がかかります。

余裕のあるスケジュールで準備することが大切です。

天候や資材の納品状況によって工期が延びることもあるため注意が必要です。

居抜き改装なら2〜4週間で済むことが多い

居抜き物件の場合、必要最低限の改装で済むため、工期も短縮できます。2週間〜4週間程度で完成することが多いです。

ただし、設備の老朽化や不具合がある場合は、それ以上の時間がかかることもあります。

事前の現地調査がスムーズな工事に直結します。

早めに着工できるよう、見積もりや契約の手続きを早めに進めましょう。

デザイン・設計期間も含めると全体で2〜3ヶ月かかる

内装工事には、実際の施工だけでなく、設計・デザインの期間も必要です。設計に1ヶ月、工事に1.5ヶ月と考えると、全体で2〜3ヶ月かかるのが一般的です。

開業日から逆算してスケジュールを組むことが重要です。

また、行政手続きや申請にかかる時間も見込んでおきましょう。

余裕を持ったスケジューリングが、ストレスの少ない開業につながります。

業態により厨房機器設置などの期間が変わる

飲食店の業態によっては、厨房機器の搬入や設置に時間がかかることがあります。

特にラーメン店や焼肉店では、専門機器の調達や設置調整に時間を要します。

工期を左右する要因のひとつとして、厨房設備の準備期間を意識しておきましょう。

余裕がある場合は、早めに機器を注文・納品することでトラブルを回避できます。

飲食店の内装工事の見積もりで注意したい追加費用とは?

見積もりの段階では見えにくい「追加費用」には要注意です。ここでは、よくある追加費用のケースを紹介します。

解体工事費が別途必要になることがある

居抜き物件を改装する場合、既存の内装や設備を撤去するための解体工事が必要になることがあります。

この費用は見積もりに含まれていないことが多いため、事前に確認が必要です。

また、内装に使われている素材や構造によっては、解体に時間と手間がかかり、費用が高額になる場合もあります。

施工前の現地調査時に、施工会社に明確な確認を取りましょう。

設備工事の内容によって追加費用が発生する

電気・ガス・水道の工事は、物件の状況によって想定よりも費用が膨らむことがあります。

特に、古い建物では配線や配管が老朽化していることも多く、追加工事が必要になることがあります。

施工開始後に発覚するケースが多いため、可能な限り事前調査を徹底しましょう。

見積もり時点で「別途費用が発生する可能性がある項目」をリストアップしてもらうと安心です。

消防・保健所対応のための修正費用がかかることがある

内装工事完了後、消防署や保健所の検査で指摘を受けると、追加で修正工事が必要になる場合があります。

防火扉の設置、消火設備の位置変更、厨房の換気設備の見直しなど、内容はさまざまです。

こうした修正費用は数万円から数十万円に及ぶこともあるため、見積もり外の出費として備えておくことが大切です。

経験豊富な業者であれば、こうした基準をあらかじめ考慮した設計をしてくれることが多いです。

設計変更や追加工事によって金額が変動する

工事の途中で「やっぱりここを変えたい」「壁紙を別のものにしたい」といった変更を加えると、追加費用が発生します。

設計変更は一つひとつの金額は小さくても、積み重なると大きな出費になります。

最初の設計段階でしっかりと方向性を決めておき、変更が出ないようにすることがコスト管理の鍵です。

どうしても変更が必要な場合は、都度見積もりを取り、納得してから進めましょう。

飲食店の内装工事の見積もりを比較するポイントとコツ

複数の見積もりを取り、比較検討することは、費用面でも品質面でも失敗しないために重要です。

見積書の項目が詳細に書かれているか確認する

見積書を見るときは、金額だけでなく内容が詳細に記載されているかを必ず確認しましょう。

「一式」と書かれているだけでは、どんな工事が含まれているのか不明瞭です。

細かく分かれた内訳が記載されていれば、不要な項目や過剰な費用も見抜きやすくなります。

内容が曖昧な場合は、遠慮せずに質問しましょう。

坪単価だけでなく工事項目ごとに比較する

坪単価はあくまで目安であり、全体の工事内容を反映しているとは限りません。

工事項目ごとに費用を比較することで、どこにコストがかかっているかが明確になります。

同じ坪単価でも、デザイン性や設備内容によって満足度は大きく異なります。

トータルバランスで比較することが大切です。

相見積もりを3社以上から取るのが基本

内装工事の相場を知るためには、最低でも3社以上から見積もりを取りましょう。

相見積もりによって価格や対応の違いが分かり、適正な業者を見つけやすくなります。

同じ条件で見積もりを依頼することで、比較しやすくなります。

ただし、安さだけにとらわれず、提案力や実績も重視しましょう。

実績のある施工会社を選ぶ

過去に飲食店の施工経験が豊富な会社は、トラブルを未然に防ぐノウハウを持っています。

実績のある会社であれば、行政対応や厨房機器の手配までスムーズに対応してくれます。

施工事例や口コミ、実際に見学できるショールームなどを確認すると安心です。

契約前に実際の担当者と話し、信頼できるかどうかを見極めましょう。

飲食店の内装工事の見積もり相場と内訳のよくある質問

内装工事に関してよく寄せられる質問をまとめました。初めての方も、ぜひ参考にしてください。

なぜ同じ広さでも見積もり金額が違うの?

同じ広さでも、業態・使用する素材・設備の数・設計の複雑さなどによって金額は大きく異なります。

特に厨房設備や空調・排煙設備などの必要性によって、工事内容が変わります。

また、物件の立地や建物の構造も工事の難易度に影響します。

そのため、広さだけでは比較できないのが内装工事の特徴です。

見積もりに含まれない費用には何がある?

一般的に、見積もりに含まれない費用には、以下のようなものがあります。

・テナント契約に伴う保証金
・保険料
・営業許可の申請費用(施工会社とは別)
・備品や消耗品の購入費

最初の見積もり段階で、何が含まれていて何が別費用なのかを明確にしておきましょう。

無料で見積もりをしてくれる会社はある?

多くの内装業者では、初回の見積もりは無料で対応してくれます。

ただし、現地調査や詳細なプランニングを含めると有料になるケースもあるため、事前に確認しましょう。

無料の範囲で複数の業者に相談し、比較検討するのがおすすめです。

対応の丁寧さや提案力も、業者選びの判断基準になります。

見積もり後に断っても問題ない?

見積もりはあくまで契約前の参考資料なので、内容に納得できなければ断っても問題ありません。

ただし、断る際は礼儀正しく丁寧に伝えることで、トラブルを避けられます。

業者によっては、プラン作成に時間をかけているため、早めの連絡を心がけましょう。

断った理由を伝えることで、今後の参考にしてもらえる場合もあります。

まとめ|飲食店 内装工事 見積もり 相場と内訳・坪単価・工期・追加費用の全知識

飲食店の内装工事は、費用も時間もかかる大きなプロジェクトです。そのため、見積もりの内容や相場感を事前にしっかり把握しておくことが成功への第一歩となります。

この記事で解説したように、見積もりの内訳・坪単価の目安・業態別の違い・注意点を理解することで、コストを抑えつつ理想の店舗を実現できます。

「スケルトンか居抜きか」「業態に合った設備は何か」「信頼できる施工会社はどこか」など、重要な判断ポイントを押さえて、失敗しない内装工事を目指しましょう。

最後に、見積もりは複数社から取り、価格だけでなく対応力や提案内容も含めて比較することが大切です。

これから飲食店を開業・改装される方は、本記事を参考に納得のいく内装工事を進めてください。

店舗の内装工事は、伊藤コンストラクションにお任せください!

今回の記事では飲食店の内装工事の見積もりについて紹介してきました。

この記事を機に店舗の内装工事を検討しているものの、どこに頼めばいいか分からないという方がいらっしゃるかもしれません。

そんな時は、私たち伊藤コンストラクションにお任せください!

伊藤コンストラクションでは、これまでリフォームの際に新品にもかかわらず廃棄されていた資材を買い取って再利用することにより、大幅にリフォーム費用を抑えた「アウトレットリフォーム」を提供しております。

施工事例も豊富で、その豊富な経験と専門知識を活かして、お客様の希望に沿った最適なリフォームプランをご提供いたします。

最高の空間を私たちとともに作り上げましょう。

ぜひ一度、下記リンクよりお問い合わせください。

お問合せはこちらから

CONTACT

「すぐにトラブルを解決したい」「低コストで修繕したい」等
何でもご相談ください!

CSチームが即座に対応させていただきます。
補助金申請で料金を抑えることも可能なので、補助金申請についてもお気軽にご相談ください。

電話でご相談アイコン

電話でご相談

0120-900-398

受付時間 9:00〜18:00(土日祝定休)

7,8月のみ10:00〜17:00