飲食店のリフォームに補助金を活用する方法とは?基本から実例まで徹底解説
飲食店の経営を続けていく中で、内装の改装や設備の見直しが必要になることがあります。しかし、リフォームには大きな費用がかかるため、なかなか手を出せないという店舗オーナーも多いのではないでしょうか。
実は、国や自治体が提供している補助金を活用すれば、費用の一部をまかなえる可能性があります。本記事では、飲食店のリフォームに使える補助金の種類や申請方法、メリット・注意点など、わかりやすく解説します。
これからリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
飲食店のリフォームに補助金が使えるって本当?基本をわかりやすく解説

飲食店のリフォームには補助金が使える制度がいくつもあります。ここでは、補助金が使える理由や対象となるリフォームの内容、注意点について解説します。
国や自治体がリフォームを支援している
日本では、中小企業の経営を支援するために、国や地方自治体がさまざまな補助金制度を設けています。飲食店も中小企業の一つであり、その支援の対象に含まれています。
特に新型コロナウイルス以降、事業の再建や持続的な経営を目的としたリフォームに対する補助が強化されています。
これにより、内装の改修や設備投資などにかかる費用の一部が補助金として支給される可能性があるのです。
補助金の内容は年度や地域によって変わるため、常に最新情報をチェックすることが大切です。
対象となるのは設備投資やバリアフリー化など
補助金の対象となるリフォーム内容は制度によって異なりますが、一般的には以下のような工事が該当します。
たとえば、キッチンや冷暖房設備の入れ替え、客席の増設、トイレのバリアフリー化などが挙げられます。
顧客満足度の向上や業務効率化に寄与するリフォームであれば、対象となる可能性が高いです。
また、省エネ化や感染症対策を目的とした改装も、昨今では重視されています。
補助率や上限金額は制度によって異なる
補助金にはそれぞれ上限金額や補助率が設定されています。たとえば、補助率が2/3で上限が100万円の制度もあれば、補助率1/2で上限500万円のような制度も存在します。
どの制度に申し込むかによって、もらえる金額が大きく変わるため、事前の比較が重要です。
また、採択されるには審査があるため、条件に合っていても必ず受け取れるわけではない点に注意が必要です。
しっかりと準備をして臨むことが成功のカギとなります。
事前申請が必要な制度が多いから注意が必要
多くの補助金制度は、「リフォーム工事の着工前」に申請を行う必要があります。申請せずに工事を始めてしまうと、補助金の対象外となってしまいます。
申請から採択、工事、実績報告までのスケジュール管理が非常に重要です。
そのため、リフォームを思い立ったら、まずは補助金の情報収集と申請準備に取りかかりましょう。
スケジュールに余裕を持って行動することで、スムーズに補助金を活用できます。
飲食店のリフォームで使える補助金の種類とは?
飲食店がリフォームに利用できる補助金制度は複数あります。ここでは代表的なものを紹介します。
小規模事業者持続化補助金
この補助金は、商工会議所や商工会に所属する小規模事業者を対象にしています。リフォームや広告宣伝、設備投資など、幅広い使い道が認められているのが特徴です。
補助率は2/3で、上限金額は原則50万円ですが、条件によっては100万円以上の申請も可能です。
全国の飲食店にとって、もっとも身近で活用しやすい補助金の一つといえます。
申請には、商工会との相談や事業計画書の作成が必要です。
事業再構築補助金
業態転換や新しい取り組みを行う企業に対して支給される補助金です。コロナ禍で売上が減少した事業者が多く利用しています。
補助率は1/2〜2/3、上限額は数千万円と、非常に大きな規模での支援が受けられます。
たとえば、内装を一新して新たなスタイルの飲食店に生まれ変わる場合などに活用できます。
申請には詳細な事業計画書や財務書類の提出が求められます。
ものづくり補助金
新しい製品やサービスの開発、生産性向上を目指す中小企業に向けた補助金です。飲食店の場合、新しい調理設備の導入や作業効率の改善を目的としたリフォームが対象になります。
補助率は1/2〜2/3で、上限額は最大1,000万円程度です。
申請書類の内容や審査のハードルがやや高いため、専門家の協力を得るのがベストです。
革新的な取り組みを考えている店舗におすすめです。
省エネ補助金(省エネ設備導入支援事業など)
環境にやさしい経営を推進するための補助金です。LED照明への交換や高効率エアコンへの入れ替えなどが対象となります。
飲食店の光熱費削減や快適な店内環境の整備に役立ちます。
省エネの観点でリフォームを検討している方には最適な制度です。
各都道府県で独自の省エネ支援制度を設けている場合もあります。
各自治体の独自補助金(東京都中小企業振興公社など)
各自治体でも独自の支援制度を展開しています。たとえば東京都では「中小企業振興公社」が各種補助金を用意しており、内装改修や設備導入への補助があります。
地域によっては独自の手厚い支援が受けられる場合があるので、必ず確認しましょう。
情報は各自治体の公式サイトや商工会議所で手に入ります。
飲食店のリフォームで補助金が受けられる対象条件とは?

補助金は誰でももらえるわけではありません。制度ごとに対象者や条件が決められています。ここでは、飲食店が補助金を受けるための主な条件を解説します。
中小企業または個人事業主であること
補助金の多くは、中小企業基本法に基づく「中小企業」や「個人事業主」を対象としています。飲食店の多くはこの条件に該当しますが、フランチャイズ店や法人の場合は、資本金や従業員数によって対象外になるケースもあるので注意しましょう。
自分の店舗が中小企業に該当するかは、公式サイトや商工会議所で確認できます。
また、企業の登記簿や確定申告書類などの提出が求められることもあります。
事業計画書や見積書などの書類が用意できること
補助金の申請には、「何のために、どのような改装を行うのか」を示すための書類が必要です。代表的なものには、事業計画書、リフォーム業者の見積書、売上計画などがあります。
これらの書類を正確に、かつ分かりやすくまとめることが採択率アップのカギです。
商工会議所や専門家のアドバイスを受けながら準備を進めると安心です。
書類の不備があると審査で不利になることもあるので注意が必要です。
改装内容が事業の発展につながるものであること
補助金の目的は、店舗の売上アップや経営の改善です。単なる内装の美化や趣味的な改装は対象外となることが多く、業務効率化や集客力向上といった明確な目的が求められます。
たとえば「テイクアウト需要に対応するためのカウンター設置」など、目的が明確であれば審査で高評価を得やすいです。
改装によってどんな効果が見込めるかを数字で示すこともポイントです。
申請期間内に手続きを行うこと
補助金は「公募期間」が決まっており、その期間内に申請しなければなりません。書類の作成には時間がかかるため、締切ギリギリでの準備は避けるべきです。
公式サイトをこまめにチェックして、余裕を持ったスケジュールで動きましょう。
申請受付開始から準備を始めても、1か月程度はかかると見ておくと良いでしょう。
早めに動くことで、不備の修正や専門家への相談もしやすくなります。
過去に同じ補助金を受け取っていないこと(制度による)
補助金の中には「同一事業者への複数回の支給」を認めていないものもあります。過去に同じ補助金を使った経験がある場合は、再度申請できるかどうか事前に確認することが大切です。
一方で、条件を満たせば再申請が可能な制度もあります。
補助金の公募要領に「過去採択事業者の再申請について」の項目があるので、必ず目を通しましょう。
飲食店のリフォームで補助金を申請する方法と流れ
補助金の申請には、いくつかのステップがあります。流れを理解しておけば、準備や手続きもスムーズに進められます。
公式サイトから公募要領を確認する
まずは補助金の募集情報をチェックします。中小企業庁、経済産業省、各自治体のホームページなどで最新情報が掲載されています。
公募要領には、申請条件や必要書類、提出期限などの重要な情報がすべて書かれています。
わかりにくい用語もあるため、専門家に相談しながら読むのもおすすめです。
誤った理解のまま申請すると、書類不備や不採択の原因になることもあります。
事業計画書や見積もりを作成する
次に、提出が求められる書類を作成します。特に重要なのが「事業計画書」です。自社の課題、改装の内容、その効果を論理的に説明しましょう。
建築業者からもらった見積書も必要になるため、業者と早めに連携を取るのがポイントです。
費用や工期についても、正確に見積もってもらう必要があります。
必要に応じて、過去の売上実績や店舗写真の添付も求められることがあります。
電子申請(jGrantsなど)や郵送で申し込む
多くの補助金は、専用サイトを通じた「電子申請」が基本です。たとえば、jGrantsという政府の共通申請システムが使われます。
申請には「GビズID」というアカウントが必要なため、事前に登録しておくことが重要です。
一部の補助金では、紙の書類を郵送する方式も併用されています。
いずれにせよ、提出方法は公募要領に詳しく記載されているので、よく確認しましょう。
採択結果を待ってから工事を開始する
申請が完了したら、審査結果が出るのを待ちます。結果が出るまでには1〜2か月かかることが一般的です。
採択された場合にのみ、リフォーム工事を開始できます。先に着工してしまうと、補助金が無効になります。
採択されたら、通知書や契約書類などを確認してから業者と本契約を交わしましょう。
採択されなかった場合でも、再チャレンジができる制度もあります。
完了後に実績報告を提出して補助金を受け取る
工事が終わったら、実績報告書を提出する必要があります。内容は、実際に行ったリフォーム内容やかかった費用の詳細、写真などです。
報告内容に問題がなければ、指定された口座に補助金が振り込まれます。
万が一、計画と異なる工事内容だった場合は、補助金の一部または全額が返還となる可能性もあります。
報告義務は補助金をもらうためにとても重要なステップです。
飲食店のリフォームに補助金を活用するメリットと注意点

補助金には魅力的な点が多い反面、手続きや制約もあります。ここでは、補助金を活用することで得られるメリットと注意すべきポイントを紹介します。
リフォーム費用の負担を減らせる
一番のメリットは、なんといっても自己負担額を大幅に減らせる点です。補助率が1/2〜2/3の制度もあるため、実質的なコストが半分以下になることもあります。
限られた予算の中でも、質の高いリフォームが可能になります。
その分、売上の回復や店舗イメージの向上につながる可能性も高まります。
最新設備の導入がしやすくなる
補助金を活用すれば、最新の厨房設備や省エネ機器などを導入することも可能になります。これにより、業務の効率化や衛生環境の向上が期待できます。
結果として、従業員の働きやすさやお客様の満足度向上にもつながります。
設備導入による差別化も、競争の激しい飲食業界では大きな武器になります。
申請には時間と手間がかかる
一方で、補助金申請は決して簡単ではありません。書類作成や手続きには時間と労力が必要です。
不慣れな方にとっては、途中で挫折してしまうケースもあります。
そのため、事前にスケジュールを立て、余裕を持って準備することが重要です。
行政書士や商工会議所の支援を受けるのも有効です。
補助金を受け取るまでに期間がある
補助金は、申請から実際に受け取るまでに数ヶ月以上かかるのが一般的です。工事費用を立て替える必要があるため、資金繰りに注意が必要です。
自己資金や融資の準備も並行して検討しておくと安心です。
支払いサイトや振込スケジュールも確認しておくべきです。
不正があると返還やペナルティの対象になる
虚偽の申請や、実際と異なる報告をすると、補助金の返還命令やペナルティが科される場合があります。
補助金は税金であるという認識を持ち、誠実に対応することが大切です。
申請時・実績報告時の内容は、必ず正確に記載しましょう。
悪質なケースでは、今後の補助金申請ができなくなる可能性もあります。
飲食店のリフォームに使える補助金の最新情報と探し方
補助金制度は毎年内容が変更されるため、最新情報をこまめにチェックすることが大切です。ここでは、補助金情報の探し方や相談先を紹介します。
中小企業庁や経済産業省の公式サイトをチェックする
国が実施している補助金制度は、中小企業庁や経済産業省の公式サイトで確認できます。特に「ミラサポplus」や「中小企業施策利用ガイドブック」などは、制度の一覧や申請方法がまとめられていて便利です。
定期的にサイトを訪れて、最新の公募状況をチェックしましょう。
年度ごと、業種ごとの検索もできるため、飲食店向けの情報も見つけやすいです。
また、予算成立後すぐに新制度が発表されることもあります。
ミラサポplusやjGrantsで検索する
「ミラサポplus」は中小企業庁が提供する情報サイトで、補助金検索や申請サポートツールが充実しています。「jGrants」は実際の申請手続きを行うオンラインシステムです。
この2つのサイトを使いこなせば、補助金の検索から申請までを一貫して行えます。
ミラサポplusでは、自社の所在地や業種に応じた絞り込み検索が可能です。
jGrantsを使う場合は「GビズIDプライムアカウント」が必要になります。
地元の商工会議所に相談する
補助金の相談先として、地元の商工会議所や商工会はとても頼れる存在です。申請に必要な書類の作成支援や、採択のためのアドバイスも行っています。
特に小規模事業者持続化補助金では、商工会のサポートが申請の前提条件になっている場合もあります。
商工会議所は地域の支援制度にも詳しいため、独自の補助金情報も手に入る可能性があります。
面談予約や無料相談を受け付けているところも多くあります。
自治体のホームページで地域独自の制度を探す
地方自治体では、国とは別に独自の補助金制度を設けていることがあります。たとえば、東京都では「中小企業振興公社」、大阪市では「産業創造館」など、自治体ごとに窓口が異なります。
リフォームの一部費用を負担してくれる制度や、省エネ設備への支援金などもあります。
地域密着の制度は、全国区よりも競争率が低い場合もあるため狙い目です。
市区町村の広報紙や公式LINEなどでも情報提供されることがあります。
専門の行政書士や補助金コンサルに相談する
補助金の申請に不安がある場合は、専門の行政書士や補助金コンサルタントに相談するのも一つの方法です。費用はかかりますが、書類作成や審査ポイントをプロがサポートしてくれるため、採択率が上がる可能性があります。
特に事業再構築補助金やものづくり補助金など、審査が厳しい制度では、専門家の協力が心強い味方になります。
報酬形態には「成功報酬型」や「定額型」があるので、事前に契約内容を確認しましょう。
信頼できる専門家を選ぶために、口コミや実績もチェックすると安心です。
まとめ|飲食店のリフォームに補助金を上手に活用するために知っておくべきこと

飲食店のリフォームに補助金を活用すれば、費用の負担を軽減しつつ、店舗の魅力や機能性を向上させることが可能です。最後に、補助金活用のポイントをおさらいしましょう。
まずは自店が対象になる補助金を確認する
補助金の種類によって対象となる店舗や事業内容が異なります。自分の店舗が対象かどうかをしっかり調べることが第一歩です。
業種、所在地、売上状況などによって対象外になることもあるので注意が必要です。
必要書類を早めに準備する
補助金申請には、事業計画書や見積書など、準備が大変な書類が多くあります。早めに着手し、必要に応じて専門家や商工会議所の支援を受けましょう。
書類の正確さとわかりやすさが、採択の可否を大きく左右します。
専門家のサポートを活用する
補助金の経験がない方は、行政書士や補助金コンサルタントなど、専門家に相談するのが効果的です。
申請の成功率を高めるだけでなく、申請後の手続きもスムーズになります。
商工会議所など公的な支援機関も積極的に利用しましょう。
採択後の報告義務も忘れない
補助金は、採択されて終わりではありません。工事の完了後には、実績報告書の提出が求められます。
報告義務を怠ると、補助金の返還や次回以降の利用停止など、重いペナルティが科される可能性があります。
事業の最後まで誠実に対応することが信頼につながります。
補助金は、飲食店の可能性を広げる大きなチャンスです。正しい知識と計画をもって、上手に活用していきましょう。
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