飲食店を改装するとき保健所への申請は必要?注意点や流れを徹底解説!
飲食店をリニューアルしたいと考えたとき、「保健所への申請って必要なの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
改装工事の内容によっては、保健所への申請や手続きが必要になります。
この記事では、飲食店の改装で保健所への申請が必要な理由やタイミング、手続きの流れ、そして注意点までをわかりやすく解説します。これから改装を予定している方は、トラブルを避けるためにも必読です。
飲食店を改装するときに保健所への申請が必要な理由とは?
この章では、なぜ飲食店の改装にあたって保健所への申請が求められるのか、その理由を説明します。
衛生面の基準を守る必要がある
飲食店は人の口に入るものを提供するため、常に高い衛生基準が求められます。
改装によって厨房の配置や設備が変わると、以前の衛生基準が守れなくなる可能性があります。そのため、保健所があらためて確認し、基準に沿っているかどうかをチェックする必要があります。
特に、調理場の床や壁、手洗い場の位置などは衛生管理に大きく関わるため、しっかりとした確認が不可欠です。
保健所の許可を得ておくことで、お客さんにも安心して利用してもらえる環境をつくれます。
営業許可の内容に変更が生じる場合がある
飲食店は、保健所から「営業許可」をもらって営業しています。
改装によってその許可内容に変更があると、再度申請が必要になる場合があります。
たとえば、調理する食品の種類が増えたり、テイクアウト営業を始めたりする場合は、営業許可の種類を見直さないといけません。
許可内容と実際の営業内容にズレがあると、行政指導の対象になる可能性もあるので注意が必要です。
食品衛生法に基づく管理が求められる
飲食店は、食品衛生法に基づいて運営されており、その中で定められた基準を満たすことが義務づけられています。
改装によってこの基準に適合しなくなることがないよう、保健所が確認を行います。
たとえば、換気の状況や虫の侵入防止のための工夫など、見た目では分かりづらい点も確認されます。
法律に違反すると、営業停止などの重い処分を受ける可能性もあるため、しっかりチェックしておくことが大切です。
飲食店の改装で保健所に申請が必要なケースとは?

すべての改装で申請が必要なわけではありませんが、次のようなケースでは保健所への申請が必要です。
厨房の位置や構造を大きく変える場合
厨房は飲食店の衛生を保つ上で非常に重要な場所です。
そのため、厨房の場所を移動したり、間取りを大きく変更したりする場合は、申請が必要になります。
たとえば、オープンキッチンに変更する、仕込み場を別の部屋に移すといった変更は対象になります。
図面と実際のレイアウトが異なっていると、後からトラブルになることもあります。
店舗の営業形態を変更する場合
店内飲食だけだった店舗がテイクアウトを始めたり、カフェから居酒屋に変えたりするなど、営業形態を大きく変える場合も申請が必要です。
営業内容の変更は「許可内容の変更」に該当することがあるため、放置すると無許可営業になるおそれもあります。
特に、お酒を提供する場合や深夜営業を始める場合は、別の許可が必要になる場合もあります。
保健所だけでなく、警察や消防の許可も必要になるケースがあるため、事前確認が重要です。
調理設備や給排水設備に変更がある場合
シンクの数を減らしたり、ガスコンロを追加するなど、調理設備の大幅な変更は申請対象となります。
給水・排水の設備が不十分だと、食品の安全に関わるため慎重に確認されます。
とくに、手洗い用のシンクや消毒設備は義務付けられていることが多く、これがないと営業許可が下りません。
設備変更を伴う工事では、必ず事前に設計図をもって保健所に相談しましょう。
他業種との複合店舗に改装する場合
たとえば、カフェと美容室が一体となった店舗や、飲食と物販を組み合わせた店舗など、複合業態に改装する場合も注意が必要です。
業態によって必要な設備や管理方法が異なるため、保健所の許可が必要になるケースがあります。
「飲食だけじゃないから関係ない」と思っていると、あとで問題になることも。
複数業態を運営する場合は、それぞれの基準を満たす必要があるため、専門家への相談をおすすめします。
飲食店を改装するときに保健所へ申請しないとどうなる?
保健所への申請が必要なのに行わずに改装してしまうと、以下のような重大なリスクがあります。
営業許可が取り消される可能性がある
無申請で改装し、保健所の基準を満たしていないと判断された場合、営業許可が取り消されることがあります。
営業許可がない状態で営業することは法律違反となり、罰則の対象になります。
また、再度許可を取るには費用や時間がかかるため、営業に大きな支障が出ます。
最悪の場合、営業停止や閉店に追い込まれることもあるため、無申請での改装は絶対に避けましょう。
行政指導や営業停止の対象になる
保健所は定期的に飲食店の衛生管理をチェックしています。
無許可で改装していた場合、指導の対象となり、営業停止や改善命令を受ける可能性があります。
また、記録が残るため、将来的な営業にも悪影響が出ることがあります。
行政指導を避けるためにも、必要な手続きは必ず行っておきましょう。
トラブル発生時に保険適用されないことがある
火災や事故など、万が一のトラブルが発生した場合、保険に加入していても適用されないことがあります。
保険会社は、許可を得ていない改装や営業行為を「契約違反」とみなすことがあるからです。
改装を予定している場合は、保険会社にも連絡し、必要な手続きについて確認しておくと安心です。
安全・安心な店舗運営のためにも、法令遵守が第一です。
飲食店を改装する際の保健所申請の流れと手続き方法
改装にともなう保健所への申請は、適切な流れで行うことが重要です。この章では、申請から営業再開までのステップをわかりやすく解説します。
事前に保健所へ相談する
まず最初にやるべきことは、保健所への事前相談です。
工事を始める前に保健所へ相談することで、必要な許可や設備基準について教えてもらえます。
店舗の所在地を管轄する保健所へ連絡し、相談の日時を決めて訪問するのが一般的です。
「どんな改装をするのか」「どのような営業形態にするのか」を明確にしておくと、相談もスムーズに進みます。
改装設計図を提出して確認を受ける
改装内容が決まったら、設計図を作成し、保健所に提出してチェックを受けます。
図面には厨房や客席の配置、給排水の位置、シンクや手洗い場の数などを正確に記載します。
不備がある場合は、指摘を受けて修正する必要があります。
この段階で認められれば、スムーズに工事へ進めます。
工事完了後に現地調査を受ける
改装工事が終わったら、保健所による現地調査(立ち入り検査)を受けます。
この調査では、図面通りに工事がされているか、衛生基準に合っているかなどを細かく確認されます。
調理器具の配置や手洗い場の設置状況、清掃のしやすさなどもチェックされます。
問題がなければ、次のステップで営業許可の取得へと進めます。
必要に応じて営業許可の再取得をする
改装の内容によっては、新たに営業許可を取得し直す必要があります。
許可が下りるまでは営業を再開できないため、スケジュールに余裕をもって行動しましょう。
許可証が発行されたら、晴れて営業再開が可能になります。
この一連の流れは1〜2ヶ月かかることもあるため、早めの準備がカギです。
飲食店を改装する際に保健所へ申請するタイミングはいつ?
申請のタイミングを間違えると、スムーズな営業再開ができなくなります。以下を参考に、適切なタイミングを把握しておきましょう。
改装工事の前に相談と図面確認を受ける
申請の第一歩は、改装工事の「前」に保健所へ相談することです。
多くの人が「工事が終わってから申請すればいい」と思いがちですが、それでは手遅れになることがあります。
改装内容が保健所の基準に合わない場合、やり直しを命じられる可能性もあるからです。
無駄な工事を防ぐためにも、必ず事前相談を行いましょう。
工事内容が固まった時点で申請書を提出する
図面や改装内容が明確になった段階で、営業許可の変更申請など必要な書類を提出します。
このときの書類不備が多いと、申請が長引いてしまうこともあります。
早めに提出し、保健所と連絡を取りながらスムーズに進めることが大切です。
不安な場合は、事前に保健所に必要書類を確認しておきましょう。
営業再開の1〜2週間前までに現地調査を依頼する
工事が完了したら、保健所に連絡して現地調査の日程を決めます。
営業再開の直前にバタバタしないよう、1〜2週間前には余裕をもって申請しましょう。
調査の日程が希望通りにいかないこともあるため、早めの予約が安心です。
この調査に合格すれば、いよいよ営業再開です。
飲食店の改装で保健所へ申請する際の注意点を徹底解説

保健所申請にはいくつかの注意点があります。以下のポイントを押さえておけば、トラブルを防げます。
地域によって申請基準が異なることがある
保健所の基準は全国で共通ではなく、地域によって細かな違いがあります。
たとえば、必要なシンクの数や床材の条件などが異なる場合があります。
インターネットの情報だけを信じるのではなく、実際に店舗がある地域の保健所に確認することが大切です。
「他の地域ではOKだったのに、ここではダメだった」というトラブルを避けましょう。
改装工事中の営業可否も確認しておく
一部の改装なら営業を続けながら工事ができる場合もありますが、厨房を閉鎖するような大規模な改装では、営業ができないことがほとんどです。
工事中の営業可否については、あらかじめ保健所に確認しておきましょう。
営業を一時休止する場合は、お客様への告知やスケジュール調整も必要です。
業者選びは飲食店の衛生基準に詳しい業者を選ぶ
飲食店の改装では、衛生面に配慮した施工が求められます。
そのため、飲食店の施工経験が豊富な業者を選ぶことが重要です。
「とにかく安く」と安易に決めると、基準に合わずやり直しになることもあります。
過去に保健所の検査を通した実績があるかどうかも、選ぶ際のポイントになります。
内装資材にも衛生基準があるので注意が必要
店舗内の床材・壁材・天井材などには、水や汚れに強く、清掃しやすい素材であることが求められます。
たとえば、木のフローリングや吸水性の高い壁材は、衛生基準を満たさないことがあります。
素材選びの段階から、保健所に確認しながら進めると安心です。
内装のデザインと衛生を両立するためには、専門知識が必要です。
飲食店の改装時に保健所へ申請する際のよくある質問
ここでは、実際によくある質問とその回答を紹介します。事前に知っておくことで、準備がスムーズに進みます。
改装だけでも営業許可は取り直しが必要?
改装内容によっては再取得が必要です。特に厨房の構造や営業形態が変わる場合は、営業許可の再申請が必要です。
軽微な変更であっても、保健所へは必ず相談してください。
許可が必要かどうかは保健所が判断してくれます。
厨房機器の入れ替えだけでも申請が必要?
機器の入れ替えだけなら申請不要な場合もありますが、配置や設備に変更がある場合は申請が必要になる可能性があります。
ガスの容量や電源の位置が変わる場合も要注意です。
念のため保健所に図面を見せて確認しましょう。
申請から営業再開までどのくらいかかる?
内容にもよりますが、平均で1ヶ月〜2ヶ月程度かかると考えておくと安心です。
書類不備や現地調査の不合格などで延びることもあります。
余裕をもったスケジュールを立てることが大切です。
申請にはどんな書類が必要?
主に以下のような書類が必要になります。
・改装後の平面図や設備図
・営業許可申請書
・法人登記簿謄本や身分証明書(個人の場合)
・水質検査結果(井戸水使用時)など
地域によって異なることがあるので、事前に保健所に確認しましょう。
まとめ|飲食店を改装するとき保健所に申請は必要?注意点を徹底解説
改装内容によっては必ず保健所に申請が必要
飲食店の改装は、衛生や安全に関わる重要な変更です。厨房や営業形態に変更がある場合は、保健所への申請が必要になります。
無申請での営業は大きなリスクにつながる
無断で改装し営業を続けると、営業許可が取り消されることもあります。
保険が適用されなかったり、営業停止のリスクもあるため、必ず手続きは正しく行いましょう。
事前相談と段取りがスムーズな再開のカギ
保健所との相談や手続きは、なるべく早く行うのが成功のポイントです。
工事計画の段階からスケジュールを立てて、トラブルのないスムーズなリニューアルを目指しましょう。
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