コラム
建設業の独立で失敗しないために必要なこと 協力会社がオススメな理由
職人としての下積みを経て、親方としての経験もそれなりに長くなってくると、「そろそろ独立しようかな……」と、ふと頭をよぎることもあるでしょう。
しかし、漠然と思うことと実際にやるのとでは大きな違いがあります。独立するのであれば周到な準備をして、せっかくの独立をなんとしてでも成功させなくてはなりません。
そこで今回は、建設業の独立で失敗しないために必要な知識や具体的な独立の方法について説明していきます。
建設業の独立は失敗しやすい? よくある失敗とは
仕事を得られない
独立して最初にぶつかる課題として「仕事が得られない」ことがあります。独立したての頃は自社の知名度が低いので、あの手この手で集客をしないと仕事が得られないどころか存在すら知ってもらえません。可能な限りの広告宣伝手段を用いて、認知度を少しでも上げていきましょう。
業務量が多すぎて仕事が回らない
前職の繋がりや近隣への周知などで仕事がそこそこ入るようになったとしたら、次は受けた仕事を回すことができないという壁にぶつかります。これまで職人として働いていた時には発生していなかった経理や事務の仕事が加わり、何よりも会社を経営していかなくてはならないので、一人で何役もこなさないといけなくなり、途端に業務オーバーになってしまうのです。独立後に仕事がコンスタントに入るようになったら、従業員を採用することも考えましょう。
利益が出ない
会社を回していくことと、利益を出していくことはまた別の問題です。せっかく独立をしたのであれば受けた仕事をただ回していくよりも、それぞれの仕事できちんと利益を上げて会社としての資金を増やし、事業に投資をしてさらなる成長を目指すべきです。
もし、独立後いつまで経っても利益が出ないようであれば、自社のビジネスモデルに対して抜本的な改革が必要かもしれません。経費の無駄はないか、価格設定は適切かなど、一つひとつ見直して、利益が出るようなビジネスモデルを考えましょう。
独立のメリットとデメリットを理解して失敗を防ぐ
メリットだけでなくデメリットをしっかりと理解して独立するのが重要
独立するときは、誰も失敗を考えていません。自由な時間が増え、誰にも指図をされずに働くことができ、収入もきっと増えるに違いないと思っていることでしょう。しかし、独立することは良い面もたくさんありますが、悪い面もあることも事実です。夢と理想ばかりを抱いて独立するのではなく、厳しい現実も理解してから独立することが大事です。
独立のメリット:高収入を目指せる
独立をしたら仕事のやり方次第で高収入を目指すこともできます。例えば技術力を高め工事の単価を上げたり、あるいは1日に複数の現場を効率よく回したりするなど、自分の裁量で収入を増やしていくことができます。
独立のメリット:働き方を自由にできる
自由な働き方ができることは、独立のメリットの代表と言ってもいいかもしれません。毎日の労働時間を自分のペースで組み立てることができるだけではなく、土日祝日の休みや長期休暇なども思いのままです。
独立のデメリット:仕事は自分で獲得しなくてはいけない
職人として工務店に属していたときは与えられた仕事をこなしていればよかったのですが、独立をすると一国一城の主人として自分で仕事をとってこなければなりません。自分自身のために、あるいは従業員の生活のために、仕事を取り続けることは経営者として最も重要な仕事です。
独立のデメリット:責任は全て自分で負うことになる
独立をしたら、自分の会社で起こることに対しては自分が一切の責任を負わなくてはいけません。仕事のクオリティ、納期や予算管理など、全てに対して責任者となって対応することになります。
独立の失敗を防ぐために必要な具体的な対策
十分な知識を持って独立する
情熱や思いつきだけでは独立できません。独立するということは経営者になるということなので、会社経営の知識を十分に備えてから開業するべきです。特に経理面の知識や従業員を雇うのであれば社会保険の知識などは、会社として健全な経営をしていく上で重要になってきます。
十分な資金を準備する
独立にあたり融資を受ける場合も受けない場合も、ある程度の自己資金は準備しておくべきです。独立にあたって必要な資金の全てが融資というのはあまり理想的ではないので、借り入れ金額はできるだけ少なくして資金調達をしましょう。
資格や建設業許可を取得する
業務内容に応じて、必要な資格を取得しましょう。また500万円以上の仕事を受注する可能性がある場合は建設業許可が必要です。建設業許可は、法人・個人事業主どちらでも取得できます。建設業許可を持っていることがお客様からの信頼にもつながるので、今後安定した経営を続けていくためにもぜひ取得しておきましょう。
協力会社募集に申し込む
協力会社を募集している工務店などに申し込み、協力会社としての関わりを持つことも安定した経営のための一つの方法です。協力会社としての関わりであれば自社の仕事とも両立可能です。横のつながりもでき、自社以外の職人の技術にも触れることができるので、刺激になるかもしれません。協力会社を募集している工務店は多くあるので、各社の条件や雰囲気など確認した上で、協力会社になることも選択肢に入れてみるとよいでしょう。
伊藤コンストラクションでは様々な業種の協力会社を募集しています
伊藤コンストラクションでは様々な業種の協力会社を募集しています。私たちは建設業のプラットフォームとして幅広い工事を展開しており、常に新しい戦力を求めています。都内各所で多くの工事を行っているので、幅広い業種で安定して仕事を受けることが可能です。
長い目で見て、信頼関係を構築し、一緒にお客様を笑顔にしていきたい。
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