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コラム

建設業で独立するには資金はどれくらい必要?

建設業で独立への一歩を踏み出すあなたにとって、必要な資金はどれくらいなのでしょうか?

この疑問に答えるべく、この記事では建設業で独立するための資金に関する実践的な情報を解説します。失敗しないためのポイントや、資金計画の立て方、成功事例も紹介。あなたの夢を現実にする手助けをします。

不安を解消し、安心して独立の一歩を踏み出しましょう。

建設業の独立にはどれくらいの資金が必要?必要資金の内訳

建設業の独立で必要な資金の内訳をお伝えします。

初期費用

建設業での独立を考える際、初期費用はいくつかのカテゴリに分かれます。

まず、事務所に関するコスト。ここでは、家賃の前払いや保証金、仲介手数料などが考えられますが、コストを節約するために自宅やレンタルオフィスを事務所として使用することも考慮の余地があります。

次に、オフィスで必要となる什器備品。パソコンやプリンター、机、椅子などの基本的な備品や、その他の文房具も必須です。さらに、会社設立時の法的な手続きにかかる設立費用や、業務に必要な車両や工具の購入費用も準備が求められます。

運転資金

独立後の経営をスムーズに行うためには、運転資金の確保も大切です。

これには、事務所の家賃や光熱費、社用車や重機の燃料費などの定期的な出費が含まれます。また、プロジェクトに必要な材料の仕入れ費用も重要。資金が不足すると事業が止まるリスクがあるため、最低でも初めの3ヵ月分の費用は確保しておくことが推奨されます。

さらに、従業員の給与に関するコストも計算に入れる必要があり、売上の入金よりも給与の支払いが先行する可能性を考慮し、計画的に運転資金を準備しましょう。

生活費

売上の入金までにタイムラグが生じる場合も考慮し、自宅の固定費用や日常生活に必要な費用をカバーできるだけの生活費の確保が不可欠です。

事業用の資金と、日常生活の費用はきっちりと分けて管理することが大切です。独立直後は資金の流れが予測しにくいため、節約を心掛け、無駄遣いを避けることで安定した経営を目指しましょう。

独立のための資金調達方法

独立のための資金調達方法について解説していきます。

貯金

独立の前段階で、自己資金を増やすための手段として貯金が考えられます。

利息の発生を避けるためには、貯金が効果的です。さらに、融資を考える場合、一貫して計画的に資金を増やしてきた実績は、審査の際にプラスとなります。

ここで注意すべきは、貯金の動きを預金通帳にしっかりと記録しておくこと。この通帳は、将来の融資の際に、資金の用意にどれだけ真剣に取り組んできたかを示す大切な証明となるのです。

政策金融公庫

国が提供する制度として、中小企業や小規模事業者を対象とした政策金融公庫の融資が挙げられます。

特に注目すべきは、低金利での融資が受けられる点です。新しい事業をスタートする人には、「新創業融資制度」が適用される可能性があります。

ただし、この融資を受けるためには、一定額以上の自己資金や適切な事業計画書の提出が求められるため、事前の準備が欠かせません。

知人や家族からの借金

家族や友人からのサポートを受けられることは、利息の問題をクリアできる大きなメリットと言えます。

ただ、こうした形での資金調達は、双方の信頼関係を保ちつつ、ビジネスとプライベートの境界をしっかりと確立する必要があります。具体的には、資金の移動は振込で行うことで、その出所を明確にしましょう。これにより、後々のトラブルを防ぐことができます。

ビジネスローン

ビジネスローンは、資金調達の方法として利用されることがあるものの、金利が高めの設定となっているため注意が必要です。

特に運転資金の確保のために利用することはおすすめできません。運転資金は常に変動するため、高い金利のローンで賄うと、返済負担が増大するリスクが考えられます。

従って、ビジネスローンは他の方法が難しい場合の最後の手段として検討しましょう。

建設業で独立する際の注意点

建設業で独立する際の注意点をお伝えします。

経営形態の違いを理解する

建設業界における独立のスタイルには、3つの主要な形態が考えられます。

まず、個人事業主としての独立ですが、これは税務署への開業届の提出だけで可能です。次に、フランチャイズとしての個人事業主。こちらの特長として、既存のブランドの利用、部材の割引購入、営業サポートや仕事の紹介が挙げられます。ただし、加盟金やロイヤリティが必要になるケースも。最後に、会社を立ち上げる方法です。法人としてスタートするための手続きにはコストがかかりますが、税制上のメリットが考えられます。

どの形態での独立が最適か、しっかりと比較検討しましょう。

十分な知識を付けてから独立する

建設業界での独立は、豊富な知識と経験がなければ難しいものです。

未熟な状態での独立は、仕事の受注が難しくなるだけでなく、挫折のリスクも高まります。成功するためには、まず企業での実務経験を積み、独立に必要な資格を取得することが推奨されます。この段階での経験や学びは、後の独立生活で大きな糧となるでしょう。

仕事の受注先には目星をつけておく

新たに独立したばかりの頃は、知名度や実績がまだ少ないため、仕事の獲得が課題となります。

最初は人脈を利用しての受注が中心となるかもしれませんが、新規の顧客を増やすための営業戦略は必須です。独立前から、SNSやホームページを活用した宣伝、人脈を通じた新しい案件の獲得方法など、様々な営業手法を検討しておくと良いでしょう。

継続的な営業活動が、持続可能な事業運営の鍵となります。

建設業で独立するならまずは協力会社と提携するのがおすすめ

協力会社とは?

協力会社とは、特定の工務店や企業と提携し、連携して業務を遂行する企業のことを指します。

これにより、独立した企業としても安定的に仕事を受けられる一方、自社独自の事業も継続的に進行することができます。加えて、協力会社のネットワークを通じて、さまざまな情報や知見を収集することが容易になります。

多くの工務店が協力会社の募集を行っているので、自分の企業に合うパートナーを見つけ、提携することがおすすめです。

協力会社と提携するメリット

協力会社と提携することには多くのメリットがあります。

まず、経営上の安定性が増します。安定した仕事の流れが保証されるため、自社だけの営業での仕事獲得のプレッシャーが減少します。また、協力会社との連携により、自社では取り扱っていない多種多様な工事の経験が得られ、ビジネスの幅が広がります。さらに、各建設会社には独自の技術や方法があるため、協力会社から学ぶことで新たなノウハウやスキルの獲得も期待できます。

このように、技術的な成長や経営の安定性の面で、協力会社との提携は多くの利点を持っています。

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伊藤コンストラクションは、都内を軸に大小さまざまな建設プロジェクトを推進している会社です。

特に大規模な医療施設などの施設建築が私たちの得意領域となっています。そんな私たちとともに、長期にわたるプロジェクトに取り組んでいただける協力会社を広く求めています。

大型プロジェクトの性質上、一つのタスクが終了すると次のタスクが待っているため、連続した仕事の機会が期待できます。これは、一人親方の方々にとっても、仕事の安定や収益の向上、さらには新しいビジネスチャンスを広げる素晴らしい機会です。

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